クリスマス物語『最後のサンタの贈り物』

2012.12.25 18:56|フリー
これはある町に住むベリー屋さんの少年の物語である。
この少年は小学生最後のクリスマスを迎える。
サンタからプレゼントをもらえるのはこれが最後だ。
歌が大好きな少年は最後にウォークマンをお願いしたらしい。
朝起きてみると少年の枕元にはプレゼントが置いてある。サンタからだ!
急いで開けてみると、中から出てきたものはまんじゅう1個。
サンタは、ウォークマンを歩くまんじゅうと間違ってしまったのだろうか?
いや違う。サンタは最後に最高のプレゼントをくれたのだ。
日本ではプレゼントをもらえる常識が、常識ではない世界もある。
毎日食べ物を当たり前に食べられる常識とそうでない常識がある。
ウォークマンは腹の足しにならないからまんじゅうがほしい。
という世界がこの世にはある。
当たり前のことが、とても幸せなことをサンタは最後に教えたかったのだろう。
高価なプレゼントをもらえる気持ちと
プレゼントをもらうことができない気持ちの
両方をあじわったこの少年は、
将来他人の気持ちがわかるやさしい人間にきっとなってくれる。
ものはすぐに壊れたりなくなったりするが、
サンタはこの子に、一生の宝となる『気持ち』という
最高のプレゼントを最後に贈ったのだ。
やがてこの少年がこのプレゼントの意味を解るようになったとき、
それが最高のプレゼントになることだろう。
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しかし、今の日本ではまんじゅう一個では非常識。
一日つらい気持ちを味わったこの少年には
もうサンタは来ないが、明日お父サンタがきてくれることでしょう。

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